
大青山関も、風賢央関も三連勝。四日目の取組表には、こんな一番が待っています。ほかの13番にも、腕一本、足一歩から楽しめるところを探しました。全部を覚える必要はありません。気になる問いを一つだけ、観戦のおともにどうぞ。
9月16日(水)・九月場所四日目。十両の取組は14時35分ごろから。十両土俵入りは14時15分ごろです。時刻はいずれも公式の目安です。
以下は公式取組表と力士プロフィールをもとにした、取組前の観戦メモです。成績は三日目終了時点。各見出しの問いは筆者の見方として記しています。
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01 明生関―大喜翔さん
東:明生 / 西:大喜翔 | 明生 1勝2敗 / 大喜翔 2勝0敗
大喜翔の腕を、明生がどう越える?
幕下の大喜翔さんは2勝0敗で、十両の取組に登場します。公式の得意技は突き・押し。対する明生関は左四つ・寄りです。見たいのは、明生関が左腕を差し込むまでの距離。大喜翔さんの両腕が間に残るのか、明生関が胸を近づけられるのか。まわしをつかむ前から、一番の見方が変わります。
02 錦木関―時不動関
東:錦木 / 西:時不動 | 錦木 1勝2敗 / 時不動 2勝1敗
押し合いから左四つへ、切り替わる瞬間
錦木関の公式得意技は押し。新十両の時不動関には、押しに加えて左四つ・寄りが並びます。最初に注目したいのは、押し合いが続くか、時不動関の左腕が相手の内側へ入るか。押される錦木関の腰が下がるのか、足が一歩ずつ残るのかも見たいところです。
03 栃大海関―嘉陽関
東:栃大海 / 西:嘉陽 | 栃大海 2勝1敗 / 嘉陽 3勝0敗
同じ「突き・押し」。違いは足に出る?
栃大海関も嘉陽関も、公式の得意技は突き・押し。嘉陽関は三連勝で四日目を迎えます。同じ言葉で紹介される二人だからこそ、手数だけでなく足の運びを見比べたい。腕を伸ばしたあと、次の一歩がついてくるのはどちらか。上半身の勢いと、実際に前へ進んだ距離を分けて見る一番です。
04 生田目関―玉正鳳関
東:生田目 / 西:玉正鳳 | 生田目 2勝1敗 / 玉正鳳 0勝3敗
玉正鳳の右手は、まわしに届く?
生田目関は突き・押し、玉正鳳関は右四つ・寄り・投げが公式の得意技です。玉正鳳関はここまで白星がなく、四日目に初白星を狙います。観戦の問いは、その右手がまわしに届くかどうか。生田目関が間合いを保つのか、玉正鳳関が腕の内側へ入るのか。投げが出るかを待つ前に、組むまでの攻防を追ってみます。
05 炎鵬関―日翔志関
東:炎鵬 / 西:日翔志 | 炎鵬 2勝1敗 / 日翔志 1勝2敗
炎鵬は潜るだけ? 押して進む場面も見たい
炎鵬関の得意技欄は左四つ・下手投げですが、公式の過去6場所の白星では押し出しが35%で最多です。小さく入る姿だけでなく、そこから前に出る動きにも注目したい。右四つ・寄りの日翔志関に対し、炎鵬関の頭と左腕はどこに収まるのか。低い位置に入った次の一歩まで、目を離したくない一番です。
06 丹治関―東白龍関
東:丹治 / 西:東白龍 | 丹治 2勝1敗 / 東白龍 1勝2敗
丹治の右差し、東白龍の突き押し
新十両の丹治関は右四つ・寄り。東白龍関は突き・押しが公式の得意技です。丹治関が右腕を差すには、まず相手の腕を越えて近づく必要があります。東白龍関の手が丹治関の上体を起こすのか、それとも丹治関が胸を合わせる距離へ入るのか。右手の位置を決めて見ておくと、短い立合いも追いやすくなりそうです。
07 輝関―羽出山関
東:輝 / 西:羽出山 | 輝 3勝0敗 / 羽出山 0勝3敗
三連勝の輝、押したあとも前へ進む?
輝関は三連勝、羽出山関は0勝3敗。公式の得意技は二人とも突き・押しです。輝関の過去6場所の白星は押し出しが43%で最多。今日は、押す腕と踏み込む足が一緒に動くかを見たい。羽出山関がその前進を止められたら、次にどちらが押し直すのか。星の差だけでは見えない攻防を拾いたい一番です。
08 北の若関―竜電関
東:北の若 / 西:竜電 | 北の若 3勝0敗 / 竜電 2勝1敗
竜電の両腕が入る前に
北の若関は三連勝。公式には突っ張り・右四つ・寄り・上手投げと、複数の得意技が並びます。竜電関の得意技はモロ差し・寄り。両腕を相手の内側へ入れるモロ差しを許すのか、北の若関が腕一本を外に残せるのか。胸が合った瞬間の両腕の位置が、今日の観戦メモです。
09 佐田の海関―翠富士関
東:佐田の海 / 西:翠富士 | 佐田の海 1勝2敗 / 翠富士 2勝1敗
翠富士の肩透かし、その前の押し
翠富士関の公式得意技は押し・肩透かしで、過去6場所の白星でも肩透かしが19%で最多です。対する佐田の海関は右四つ・寄り。肩透かしが出るかだけでなく、その前に相手の体重がどちらへ動くかを見たい。佐田の海関が胸を近づける場面になったら、足と上体が一緒に進んでいるかにも注目です。
10 友風関―嵐富士関
東:友風 / 西:嵐富士 | 友風 0勝3敗 / 嵐富士 2勝1敗
一度止まった押しを、どちらがつなぐ?
友風関の得意技は突き・押し、嵐富士関は押しです。友風関は初白星を狙う四日目。最初の当たりで決まらなかったとき、もう一度前に出る足が残っているかを見たい。互いの腕が伸びた瞬間だけでなく、その直後の肘と足元まで。押し直す余地をどちらがつくれるのか、という見方で追います。
11 白熊関―御嶽海関
東:白熊 / 西:御嶽海 | 白熊 2勝1敗 / 御嶽海 0勝3敗
白熊の右腕、御嶽海の両手
白熊関は右四つ・寄り、御嶽海関は突き・押しが公式の得意技。白熊関の右腕が内側へ入るか、それを御嶽海関が両手で止めるかが見たいところです。御嶽海関は0勝3敗からの一番。組み止める側と、相手を起こして前へ出たい側の距離の取り合いとして、立合いのあとを追ってみます。
12 大青山関―風賢央関
東:大青山 / 西:風賢央 | 大青山 3勝0敗 / 風賢央 3勝0敗
三連勝同士。押し合いの先に四つはある?
大青山関と風賢央関は、ともに3勝0敗。大青山関の公式得意技は押し・右四つ・寄り、風賢央関は押しです。まず押し合いになるのか、早い段階でまわしに手が届くのか。見たいのは、大青山関が右腕を内側へ入れようとしたときの風賢央関の応じ方。勝ち星と同じくらい、二人の距離の変化が気になります。
13 出羽ノ龍関―阿武剋関
東:出羽ノ龍 / 西:阿武剋 | 出羽ノ龍 1勝2敗 / 阿武剋 2勝1敗
「突き・押し」なのに、最多は寄り切り
出羽ノ龍関の公式得意技は突き・押しですが、過去6場所の白星は寄り切りが56%で最多です。得意技の一行だけでは、見落としてしまう面白さがあります。今日は右四つ・寄りの阿武剋関が相手。押し合いが組む形へ変わったら、どちらの腕が内側にあるか。離れている時間も、胸が合ってからも楽しみたい一番です。
14 玉鷲関―旭海雄関
東:玉鷲 / 西:旭海雄 | 玉鷲 0勝3敗 / 旭海雄 1勝2敗
玉鷲の押しを、旭海雄がどこで受ける?
玉鷲関の公式得意技は押し。旭海雄関には押し・左四つ・寄りが並びます。玉鷲関はここまで0勝3敗。旭海雄関が離れた距離で押し返すのか、左腕を差して胸を近づけるのかに注目します。玉鷲関が腕を伸ばしたあとも相手を正面に置けるか。その一瞬を見届けて、十両の最後の一番を楽しみたいです。
出典:日本相撲協会・四日目公式取組表/土俵上の時間割/休場力士情報。対戦変更が発表された場合は公式情報を優先してください。