2026年9月27日(日)/九月場所千秋楽・取組前の観戦メモ。星は十四日目終了時点です。
幕内は結びの大の里関―安青錦関で優勝が決まる組み合わせです。全19番のうち、今日は次の三番に注目します。
大の里関 × 安青錦関
確定結果:大の里関が突き出しで勝利し、12勝3敗で幕内優勝。安青錦関は11勝4敗。

大の里関と安青錦関は、ともに11勝3敗。結びの一番で直接対戦し、勝った力士が12勝3敗で幕内優勝となる組み合わせです。ここまで来ると、最後の一番そのものが十五日間の結論になります。
公式プロフィールでは、大の里関は突き・押しに加えて右四つ・寄り、安青錦関は右四つ・寄りを得意技に挙げています。同じ「右四つ」でも、そこへ入るまでの距離や上体の高さに目を向けると、二人の違いを追いやすくなります。
今日の観戦メモは「最初に右腕がどこへ入るか」。胸が離れた状態が続くのか、相手の脇へ差して体を寄せるのか。勝敗を先に予想するより、その距離の変化を追ってみてください。これは取組前の見どころで、実際の展開を述べたものではありません。
高安関 × 藤凌駕関
確定結果:藤凌駕関が掬い投げで勝利し、8勝7敗で勝ち越し。高安関は7勝8敗。

高安関も藤凌駕関も7勝7敗。千秋楽の一番で、どちらかが8勝7敗の勝ち越し、もう一方が7勝8敗の負け越しになります。優勝争いとは別に、一つの白星の重さがはっきり見える取組です。
高安関の公式プロフィールにある得意技は突き・押し、藤凌駕関は押し。今日は、相手へ当てる手だけでなく、そのあとに足がついてくるかを見たいところです。腕が伸びた瞬間だけを切り取らず、次の一歩まで続けて見ると、押し合いの流れがつかみやすくなります。
観戦メモには「先に前へ出たのは誰か」「土俵際で向きが変わったか」の二つだけを書いてみてください。決まり手が発表されたあと、その一語と自分が見た動きを結び付ける手掛かりになります。
熱海富士関 × 藤ノ川関
確定結果:藤ノ川関が掬い投げで勝利し、11勝4敗。熱海富士関は8勝7敗。藤ノ川関は敢闘賞も受賞。

熱海富士関は8勝6敗、藤ノ川関は10勝4敗で千秋楽へ。どちらも勝ち越しを決めていますが、最後の白星を積み上げる一番が残っています。優勝だけで一日の取組を見ると、見落としたくない組み合わせです。
公式プロフィールでは、熱海富士関は右四つ・寄り、藤ノ川関は押しを得意としています。組みたい側と、押すための間合いを保ちたい側。その距離がどちらに近づくかを、観戦の入口にしてみましょう。
身長・体重の公表値は熱海富士関185cm・198kg、藤ノ川関177cm・125kg。数字で勝敗が決まるわけではありません。体格差を知ったうえで、胸が接する距離になるのか、手の届く距離で動くのかを見ると、それぞれの工夫に気付きやすくなります。
幕内全19番|取組前の星
| 東 | 取組前 | 西 | 取組前 |
|---|---|---|---|
| 湘南乃海 | 3–11 | 一意 | 5–9 |
| 千代翔馬 | 4–10 | 正代 | 3–11 |
| 王鵬 | 6–8 | 時疾風 | 8–6 |
| 朝翠龍 | 7–7 | 獅司 | 7–7 |
| 宇良 | 9–5 | 翔猿 | 4–10 |
| 寿之富士 | 9–5 | 平戸海 | 8–6 |
| 尊富士 | 8–6 | 朝白龍 | 8–6 |
| 阿炎 | 7–7 | 錦富士 | 7–7 |
| 藤青雲 | 8–6 | 朝紅龍 | 9–5 |
| 金峰山 | 9–5 | 一山本 | 3–11 |
| 豪ノ山 | 5–9 | 若元春 | 10–4 |
| 朝乃山 | 10–4 | 義ノ富士 | 8–6 |
| 高安 | 7–7 | 藤凌駕 | 7–7 |
| 欧勝馬 | 6–8 | 琴栄峰 | 4–10 |
| 美ノ海 | 9–5 | 大栄翔 | 5–9 |
| 伯乃富士 | 4–10 | 狼雅 | 6–8 |
| 熱海富士 | 8–6 | 藤ノ川 | 10–4 |
| 霧島 | 7–7 | 琴櫻 | 9–5 |
| 大の里 | 11–3 | 安青錦 | 11–3 |
数字は「勝ち–負け」。一意関は十両二枚目で、幕内の取組に入っています。