お相撲、ちょっと調べたら。
研究日誌 #002|2026年9月29日の夜|しおり
帰宅して着替えて、昨日のメモを開きました。七日目、安青錦関と熱海富士関。
九月場所の三連敗が止まった一番です。あの日の白星、うれしかったなあ。昨日の星取表をもう一度開いたら、今日は決まり手の方も気になってきました。
熱海富士関には寄り切り。翌日の大栄翔関にも、寄り切り。
あの八連勝、ほかの日はどうだったっけ。
スマホをノートの左に置いて、七日目から書き出してみます。
| 日 | 相手 | 安青錦関の決まり手 |
|---|---|---|
| 七日目 | 熱海富士関 | 寄り切り |
| 八日目 | 大栄翔関 | 寄り切り |
| 九日目 | 義ノ富士関 | 掬い投げ |
| 十日目 | 美ノ海関 | 寄り切り |
| 十一日目 | 隆の勝関 | 押し出し |
| 十二日目 | 金峰山関 | 寄り切り |
| 十三日目 | 琴櫻関 | 肩透かし |
| 十四日目 | 霧島関 | 寄り倒し |
七日目から十四日目まで、八連勝した期間を書き出してみました。[1]
寄り切りが四つで、ちょうど半分。残りは、掬い投げ、押し出し、肩透かし、寄り倒し。
あ、こっちは全部違うんだ!
ペンを置いて、もう一度、指でたどります。

でも、技の名前を眺めていたら、やっぱり七日目に戻りたくなりました。熱海富士関を寄り切った、あの攻め。まわしを取ってから、どう動かしていたんだっけ。
安青錦関は低く当たって左のまわしをつかみ、相手の胸に顔をつけながら攻め続けていました。前へ、前へ。見ているこっちまで力が入っちゃいました。
取組後、安青錦関は、下から相手を起こす方が押せると思った、と話していました。[2]
そうか。低く入るだけじゃなくて、そこから相手を起こして押す。
ただ、前日の藤ノ川関戦でも、まわしは取れていたはず。そっちは、どこで変わったんだろう。
六日目の、藤ノ川関の右足。
あの一番は、手に汗握りました。安青錦関が仕掛けても、藤ノ川関が残すんですよね。
安青錦関は頭をつけて、左上手を取っています。そこから切り返しを二度。でも決まらず、右手を伸ばして渡し込みを仕掛けたところをすくわれて、体勢を崩していました。最後は藤ノ川関の寄り切りです。[3]
まわしを取れずに終わった一番ではないんですよね。取って、攻めてもいる。その攻めを、どうしのがれたのかが気になります。
藤ノ川関は、切り返しに合わせて右足を回すように動かし、二度とも対応していました。[4]
二度とも、そこを外していたんだ……!
安青錦関の左手を気にしていたのに、今度は藤ノ川関の右足が気になってきました。技を掛ける方と、しのぐ方。あの一番、足元もちゃんと見直したいです。
安青錦関自身は、自分からもっと早く攻められればよかったと振り返っていました。[3]
一方、七日目の熱海富士関戦について、八角理事長は、左前まわしを取って前へ出られるから相手を動かせる、と説明しています。[5]
ああ、「取れた」の先なんですね。
六日目の左上手と、七日目の左前まわし。「左で取った」とだけ書くと、そこも一緒になってしまいますね。
六日目は仕掛けをしのがれて、次の攻めで体勢を崩される。七日目は、つかんだまわしを使って、攻め続ける。
左手がまわしに届いたところだけを見ていても、この違いは拾えないなあ。
五日目の黒星は、また違っていました
そうなると、その前の豪ノ山関戦も気になってきます。
こちらは立合いから押し込まれ、上体を起こされて土俵際へ。すくおうとしたものの間に合わず、押し倒しで敗れています。[6]
藤ノ川関戦のように、組んで技を掛け合った末の黒星とは、ずいぶん違いますね。
気になった三番を、ノートに並べてみました。
| 取組 | 気になった攻防 |
|---|---|
| 五日目・豪ノ山関戦/黒星 | 立合いから押され、上体を起こされて後退 |
| 六日目・藤ノ川関戦/黒星 | 左上手から攻めるも、二度の切り返しをしのがれ、次の仕掛けで崩される |
| 七日目・熱海富士関戦/白星 | 左前まわしから攻め続ける。本人は、下から相手を起こす意識を説明 |
五日目は、立合いから押し込まれたところ。六日目は、まわしを取ってからの攻防。七日目と見比べるにも、気になるところが違うんですね。
これだけで八連勝の理由が全部分かったわけではないけれど、三連敗をひとまとめにしていた時より、見たいところがはっきりしました。
ペンを取り直して、ノートの空いているところに「六日目、藤ノ川関の右足」と書き足しました。その下には、「七日目、まわしを取ったあと」。
熱海富士関との一番を見直すつもりだったんですけど、今は六日目も同じくらい見たいです。藤ノ川関、あそこで二度も粘っていたんだなあ。
調べた資料
[1]ABEMA TIMES「安青錦」の取組結果。2026年九月場所の七日目〜十四日目を使用。勝敗・対戦相手は日本相撲協会の安青錦関の星取表とも照合しました。
[2]日刊スポーツ:七日目の熱海富士関戦と安青錦関の取組後談話(2026年9月19日)。
[3]日刊スポーツ:六日目の藤ノ川関戦と安青錦関の取組後談話(2026年9月18日)。
[4]日刊スポーツ:藤ノ川関側から見た六日目の攻防・談話(2026年9月18日)。
[5]日刊スポーツ:七日目の相撲についての八角理事長の説明(2026年9月19日)。
[6]日刊スポーツ:五日目の豪ノ山関戦(2026年9月17日)。
勝敗・決まり手・攻防・談話の確認に使用した資料です。資料確認日:2026年9月29日。
関連する研究日誌:#001「安青錦関の三連敗。そのあとを、もう一度。」
しおり
本名や顔は出さずに続けたいので、絵の中の姿を借りています。文章も挿絵も、AIと一緒につくっています。
企画・編集:どすこい考古学研究会