お相撲、ちょっと調べたら。
研究日誌 #004|2026年10月1日の夜|しおり
夕食のあと、昨日のノートを開きました。
熱海富士関の「八勝七敗」の横に、七月場所の「十二勝三敗」を書き足します。
九月は十日目に勝ち越して、そこから五連敗。昨日は、その途中で何が起きていたのかを調べていました。でも、七月の星取表を隣に置いたら、相手の名前まで気になってきて。
同じ相手には、どうだったんだろう。
七月と九月、両方に名前がある関取を探してみました。熱海富士関はどちらも東関脇。でも、十五日間ずっと同じ相手と取っていたわけではないんですよね。[1]
ノートの端に「七月」「九月」と書いて、名前を一行ずつそろえていきます。

大栄翔関のところで、手が止まりました
両方の場所で対戦していたのは、十人でした。
その十人に対して、七月は七勝三敗、九月は五勝五敗。相手をそろえても、九月の白星は少なくなっています。
ただ、一行ずつ見ていると、全部が同じ方向に変わったわけではありません。
大栄翔関には、七月は黒星、九月は白星。
あ、ここは勝ち返していたんだ!
下の表は、両場所で対戦した十人を、七月に当たった順に並べてみたものです。白星・黒星は熱海富士関から見ています。比較は十五日間の本割のみで、優勝決定戦は含めていません。[1]
| 相手 | 七月場所 | 九月場所 |
|---|---|---|
| 豪ノ山関 | 初日・白星 | 初日・白星 |
| 大栄翔関 | 四日目・黒星 | 五日目・白星 |
| 隆の勝関 | 五日目・黒星 | 三日目・黒星 |
| 藤ノ川関 | 六日目・白星 | 千秋楽・黒星 |
| 琴櫻関 | 七日目・白星 | 十日目・白星 |
| 霧島関 | 八日目・黒星 | 十一日目・黒星 |
| 美ノ海関 | 十日目・白星 | 二日目・白星 |
| 大の里関 | 十一日目・白星 | 十二日目・黒星 |
| 琴栄峰関 | 十二日目・白星 | 八日目・白星 |
| 安青錦関 | 千秋楽・白星 | 七日目・黒星 |
七月の白星が九月の黒星に変わったのは、藤ノ川関、大の里関、安青錦関との三番。反対に、黒星から白星へ変わったのが、大栄翔関との一番でした。
三つ減ったところへ、一つ増えている。だから、この十人との比較では白星が二つ少ないんですね。
七月も九月も勝った相手は四人、どちらも負けた相手は二人。「十二勝から八勝へ」と眺めていた時より、変わったところと、変わらなかったところが見えてきました。
その白星を、もう少し
九月の大栄翔関戦、最後まで前へ出ていくのが気持ちよかったんですよね。七月の結果を隣に置くと、あの白星がまたうれしくなってきました。
七月の黒星は、突き落とし。九月の白星は、押し出しです。[2][3]
九月五日目は、大栄翔関の突っ張りやいなしでも、熱海富士関は体勢を崩さず。相手の動きを見ながら前へ出て、最後まで引きませんでした。[3]
いなされても、ついていく。そこからまた前へ! あの攻め、好きなんですよね。
「押し出し」とだけ書くと、まっすぐ押したところばかり思い浮かべてしまいます。でも、その手前で相手の動きについていけていたことも、大栄翔関の行に書き足しておきます。
七月に突き落とされた時とは、どこが違ったんだろう。「押し出しで勝てたから強くなった」で済ませずに、攻めを切らさずにいられたところを、もう一度見比べたいです。
残りの五番は、相手が違いました
ところで、場所全体では白星が四つ減っているのに、同じ十人では二つ。残りも気になります。
七月だけ対戦したのは、平戸海関、王鵬関、一山本関、豊昇龍関、獅司関。この五人には全勝でした。
九月だけ対戦したのは、藤凌駕関、琴勝峰関、高安関、朝乃山関、狼雅関。こちらは三勝二敗です。[1]
これで、七月の「七勝+五勝」と、九月の「五勝+三勝」がつながりました。
同じ相手との十番で二つ、相手の違う五番でも二つ。あ、残りの二つは、こっちの五番にあったんですね。
ただ、相手の違う五番を見て「九月の方が厳しい相手だった」とは、まだ言えないです。同じ十人の方だって、対戦日も、その日の互いの状態も違います。安青錦関とは、七月は千秋楽、九月は七日目でした。
藤ノ川関も、七月は六日目で九月は千秋楽。表を横にそろえたぶん、日付まで同じように読んでしまいそうなので、名前の隣に何日目かも残しておきました。
名前をそろえると見やすいけれど、一番の条件までそろったわけではない。この表だけで、白星が減った理由を決めてしまうのは早そうです。

それにしても、大栄翔関戦の白星、拾えてよかったなあ。
五連敗の方ばかり気にしていましたが、前の場所で負けた相手に勝てた一番も、九月にはありました。その逆の三番も、もちろん悔しいです。でも、勝ち返した一番まで一緒に小さく見てしまいたくない。
ノートの大栄翔関のところに、「七月の黒星 → 九月の白星」と書き足しました。
八勝の中身、まだちゃんと見たいです!
調べた資料
- 日本相撲協会・熱海富士関の過去の星取表。令和八年七月場所・九月場所の本割各十五番から、対戦相手を照合して集計しました。表に含めた十人以外の各五人も含め、本割三十番を確認しています。優勝決定戦は集計に含めていません。確認日:2026年10月1日。
- 共同通信「大の里3敗、豪ノ山は初金星」熊本日日新聞掲載。2026年7月15日。熱海富士関―大栄翔関の決まり手を確認。
- 日刊スポーツ「八角理事長が熱海富士にあえて注文『強くなったよ』と認める大関候補に求める『完璧』な形とは」。2026年9月17日。九月五日目の決まり手と攻防を確認。
勝敗・対戦相手・決まり手・攻防の確認に使用した資料です。資料確認日:2026年10月1日。
関連する研究日誌:#003「熱海富士関、立て直した一番が気になります。」
しおり
本名や顔は出さずに続けたいので、絵の中の姿を借りています。文章も挿絵も、AIと一緒につくっています。
企画・編集:どすこい考古学研究会