相撲の東西差をどう数える?|番付の東西と取組位置を分ける

最終確認:2026年9月4日リンクした資料は、記事内で対応する主張の根拠としてのみ使用しています。時刻・料金・施設運用は変更されるため、来場前にリンク先の現行案内も確認してください。
異なる資料を分けて確認するミニチュア

東西差を調べる時は、番付上の東西と日別取組表の左右表示を同じ列にしません。番付から地位、枚目、東西を取得し、結果表とは力士IDと場所で結合します。同じ地位・同じ枚目に近い条件の比較と、東全体対西全体の記述を分けます。

公式番付は地位・枚目ごとに東西を表示し、日別結果と星取表は取組や勝敗を表示します。しかし、これらのページは「東に置かれたことが勝率を変える」とは説明していません。集計差があっても、番付構成、対戦相手、休場、時期など別要因との切り分けが必要です。東西は色や方角の性格診断でもありません。

最小単位は場所×力士

場所、部門、地位、枚目、番付東西、力士、勝、負、休、不戦を一行へまとめます。日別結果の画面で左に見えるかではなく、その場所の番付属性を使います。横綱や大関の人数が奇数の場合など、欠けた組合せも記録します。

全幕内の東西平均を出す前に、地位・枚目別の分布を確認します。同枚目ペア、地位層で調整した値、全体の記述値を並べれば、順位構成による混同を減らせると推測できますが、因果効果の証明にはなりません。調整前後で差が消える、または符号が逆になるなら、それ自体を「構成に依存した」という反証として残します。

東西対戦だけを数える誤解

取組は必ず単純な東対西の実験になるわけではありません。番付東同士、西同士に見える組合せや、地位をまたぐ対戦があります。対戦相手の地位差と日目を保存し、東西ラベルだけで勝敗を説明しません。不戦を含む表と成立取組の表も分けます。

複数場所を通じて調べる時は、同じ力士が東西を移ることも手掛かりです。力士固定の比較で人物差の一部を抑えられる可能性はありますが、同じ人でも番付、相手、体調、時代が変わるので十分な反証にはなりません。

欠測と結合不成立を西へ丸めない

番付外、東西の片側が欠ける地位、空欄、同名や改名、取得途中の画面は、見た目だけでは理由が分かりません。不明行を西へ丸めたり、欠けたペアを存在したことにしたりせず、件数と理由を別表へ出します。

結合や分母を再現できない時の代替は、確認済み件数と欠測数だけを公開し、東西差の結論を保留することです。調整法で結論が反転する場合も、一つだけ選ばず全結果と条件を並べます。

番付を開く楽しみ

東西の列を追うと、同じ四股名が場所ごとに紙面を移動する小さな物語が見えます。次の番付では好きな力士の上下だけでなく、東西が変わったかを一つ探してみてください。それは優劣の断定ではなく、前場所の結果が紙面へ刻まれた痕跡です。

集計コードでは「東」を1、「西」を0に直した後も元の文字列を保存します。欠けた東西や番付外を西へ丸めないためです。場所・部門ごとの件数表を最初に出せば、結合ミスや片側だけの欠落にも早く気づけます。

反証と更新条件

この結論の限界は、記事に記した期間・母集団・欠測処理の内側だけで成立することです。公式記録の訂正、新しい場所の追加、除外条件の変更、再計算不一致が出た時点を更新の引き金とし、旧値、変更理由、再計算日を残します。都合のよい追加データだけで結論を強めません。

出典

  • 日本相撲協会「番付表」「日別の取組・結果」「星取表」(2026年9月4日確認。各表示の射程を保ち、研究用の結合・欠測処理は独自手順)

確認に使った資料リンク

各リンクは記事内の対応する主張の確認に使用しました。リンク先全体を無条件に正しいとみなすものではありません。

記事確認日: