
日本相撲協会の星取表では、○が勝ち、●が負け、□が不戦勝、■が不戦敗です。「や」は休み・取組なし、×は引分、△は痛み分けを表します。最初は珍しい記号を全部覚えるより、一人の横一列を初日から右へ追ってください。十五日間の結果が、合計ではなく一日ずつ並んだ記録だと分かります。
番付表が「場所の始まる前の地図」なら、星取表は日々書き込まれていく航海日誌です。白と黒の丸だけだと思って開くと、ときどき四角や「や」が現れます。その形には、勝った・負けた以外の「その日はどんな一日だったか」が残っています。
図の詳しい説明
四枚のカードです。第一カードに白い丸と黒い丸、第二に白い四角と黒い四角、第三に「や」、第四に掛け算記号のような×と三角を置きます。カード番号と背景色はこのサイト独自の整理で、公式表の色や配置ではありません。記号の意味だけを現在の公式凡例に基づいて分けています。実在力士、場所、日付、勝敗列を再現せず、端末や将来の表示が同じ字体・色になるとは保証しません。
まず○と●を右へ追う
公式凡例で、○は勝ち、●は負けです。力士名の横に日ごとの記号が並ぶので、縦に勝者だけを探すより、一人の行を左から右へ読むと連勝や連敗の流れが見えます。
幕内・十両は原則として十五日間毎日取るため、十五個の結果が一場所の形になります。勝ち越しは勝ちが負けを上回ること。八勝目だけを探すのではなく、その前の七つの白い丸がどこで積み上がったかを見ると、一人の場所に起伏が生まれます。
□と■は「相撲を取らなかった一番」の勝敗
□は不戦勝、■は不戦敗です。組まれていた取組で片方が出場できなかった時、土俵上で通常の勝負をしなくても結果が記録されます。白い□を通常の○、黒い■を通常の●と描き分けることで、星取表は勝敗数だけでは分からない事情を残します。
ただし、記号だけから負傷の内容や理由までは分かりません。「不戦敗だから重傷」「不戦勝だから楽だった」と人物評価へ進まず、確認できるのはその一番の公式結果まで。休場との違いは専用記事で整理しています。
「や」は負けの黒星ではない
公式凡例の「や」は休み・取組なしです。幕下以下は原則七番で、十五日間毎日取らないため、取組のない日に「や」が並びます。黒い印がないから未入力、名前がないから突然の欠場、と決めつけないことが大切です。
幕内や十両の休場期間にも使われるため、「や」一文字だけで理由までは断定できません。番付、当日の取組表、公式休場情報を合わせて読みます。記号は事実への入口であって、事情を想像で埋める許可証ではありません。
×は引分、△は痛み分け
×は引分、△は痛み分けを表します。現在の星取表で頻繁に出会う記号ではありませんが、公式凡例に残る正式な表示です。昔の星取表や記録を読む時、この二つを単なる特殊文字や表示崩れとして見落とさないでください。
引分と痛み分けの細かな歴史を、記号だけから推測する必要はありません。まず「○でも●でもない公式な結果がある」と知る。それだけで、相撲の記録が二択だけではなかったことに小さな扉が開きます。
番付表、取組表、星取表を混ぜない
番付表はその場所の地位と東西を示します。取組表は当日の対戦を示します。星取表は日々の結果を積み重ねます。同じ四股名が載っていても、三つの表が答える質問は違います。
今日だれと取るかは取組表、今どの地位かは番付表、ここまで何勝何敗かは星取表。迷ったら、知りたいことを一文にしてから表を選ぶと、公式サイトの数字に置いていかれません。
次の一番で見る小さな発見
次に気になる力士ができたら、取組の直後だけでなく翌日に公式星取表を一度開いてください。新しく増えた印を一つ見つけ、前日の印との並びを眺めます。
もし□や「や」があっても、すぐ物語を作らず、凡例と取組表へ戻る。小さな記号を正確に読めると、星取表は無機質な勝敗一覧ではなく、十五日間のどこで土俵に立ち、どこで一日が空いたかを覚えている記録になります。
毎回同じ印になるとは限らない
星取表の記号は公式の読み方を確認できますが、場所・日・表示媒体によって、まだ結果が入っていない欄や途中経過の見え方は変わります。毎回すべての記号が一枚にそろうとは限りません。分からない欄は想像で補わず、同じ場所・同じ日の公式結果と照合します。
出典
- 日本相撲協会「星取表(記号凡例)」「大相撲クイズNo.1060」(2026年9月3日確認)
確認に使った資料リンク
各リンクは記事内の対応する主張の確認に使用しました。リンク先全体を無条件に正しいとみなすものではありません。
記事確認日:
- 日本相撲協会 星取表(記号凡例)一次資料(記事の確認日時点)
- 日本相撲協会 大相撲クイズNo.1060(星取表の記号)過去の一次資料(当時の記録)