
9勝、10勝、11勝。琴栄峰関の2026年三月、五月、七月の成績を並べると、きれいに一つずつ増えています。しかも番付も上がりながら。九月場所は自己最高の西前頭筆頭です。この階段を見てしまうと、次の15日間を素通りできません。
七月の11勝は、一直線ではなかった
七月場所は初日を落としたあと、二日目から十日目まで9連勝。そこから3連敗し、十四日目と千秋楽を勝って11勝4敗、敢闘賞を受賞しました。最終成績だけなら見えない、途中の勢いと足踏みがあります。最後の相手は朝乃山関と尊富士関。連敗で終わらなかった二日間も覚えておきたいです。
寄り切り38%。組んで終わる一番が多いけれど
協会の過去6場所の決まり手表示では、寄り切り38%、押し出し17%、寄り倒し11%。右四つ・寄りが得意とされる一方、押して決めた白星もあります。右腕を内側へ差せたか、相手に組ませてもらえず押し合いになったか。私はこの違いを追います。決まり手は勝負の終わり方なので、38%だけで取組全体を説明することはできません。
初日から、大関戦
9月13日の初日は安青錦関、二日目は藤ノ川関との対戦が発表されました。勝ち星が一つずつ増えた歩みの次に、番付上位の相手が続きます。「今度は12勝」と数字だけを延ばすより、得意な形をどこまで作れるかが楽しみです。土俵を離れた公式アンケートでは銭湯巡りが趣味。お風呂の話も聞きたくなりますが、まずはこの二番を。
基本情報
| 九月場所の番付 | 西前頭筆頭 |
|---|---|
| 所属 | 佐渡ヶ嶽部屋 |
| 出身 | 千葉県柏市 |
| 身長・体重 | 184cm・140kg |
| 得意技 | 右四つ・寄り |
2026年9月11日確認。基本情報・星取表・決まり手・アンケート:日本相撲協会公式プロフィール。割合は協会の「過去6場所」の表示を採用したもので、全取組の勝率ではありません。観戦の着眼点は筆者の考察です。九月場所の対戦は公式取組表で変更の有無をご確認ください。