初土俵から22場所で新関脇。藤ノ川関の昇進は、協会の番付トピックスにも速さが載っています。でも「速い」の中身を知りたくて、直前の七月場所を開きました。最後の二日間、まだ勝ち越しが決まっていません。
横綱を二人破っても、6勝7敗
東前頭筆頭で迎えた七月、二日目に大の里関、三日目に豊昇龍関を破りました。その後は黒星も重なり、十三日目を終えて6勝7敗。十四日目に錦富士関、千秋楽に藤青雲関を破って、8勝7敗と殊勲賞を手にしました。
横綱二人からの金星は、もちろん大きな実績です。同時に、最後まで一つずつ白星が必要だった。その終盤を読むと、新関脇の知らせが、若さや速さだけの話ではなくなります。
「押し」の先で、掬い投げにも会う
公式の得意技は押しですが、過去6場所の勝ち方では掬い投げが19%、押し出しが15%。まわしを取らずに差した腕を使う掬い投げにも、白星が集まっています。177cm・125kgの体格と、この内側からの投げをセットで覚えると、次の一番で気になる場所ができました。
九月は西関脇。藤ノ川関の詳しい紹介と、「京都から1828年以来」の意味も、別々に掘ってみました。
資料確認:2026年9月11日(日本時間)。決まり手の比率は、確認時の協会「過去6場所」(2025年九月〜2026年七月)の表示値です。勝ち方の構成比で、全取組に対する成功率ではありません。公式プロフィール・星取表・本人アンケート。