
在位期間は公式番付を一場所一行にし、「その地位に載った場所数」で数えます。連続在位と通算在位、最高位到達、陥落後の復帰を別指標にします。休場しても番付に地位が載っていれば在位には含め、出場場所数は別列で示します。
プロフィールの最高位だけでは、その地位に一場所いたのか十場所いたのか分かりません。過去番付から場所ごとの地位を並べ、東西と枚目を保持します。暦日だけで在位を測ると開催間隔や中止の影響が入るため、本場所数と日付範囲を併記します。
連続と通算は別の物語
大関在位が五場所、陥落後に復帰して三場所なら、通算八場所、最長連続五場所です。復帰を初昇進として二重計上せず、在位区間へ番号を付けます。関脇・小結を「三役」とまとめる集計と、それぞれを分ける集計も併記できる設計にします。
番付発表後に引退した場合、その場所を在位へ含めるかは目的で変わります。「番付掲載」を測るなら含め、「出場経験」を測るなら別フラグです。休場場所を在位から消すと、公式番付上の履歴とは異なる指標になります。
改名と時代境界を処理する
四股名ではなく人物IDで履歴をつなぎます。部屋移籍や改名で区切りません。制度上の地位名称や場所数が変わる時代をまたぐ場合は、比較可能性を注記し、現行六場所制の感覚だけで長短を評価しません。
集計表には最初の在位場所、最後の在位場所、通算、最長連続、区間数、出場場所数、休場を含む掲載場所数を残します。 母集団は対象地位・期間・抽出日で固定し、取得できない番付行は欠測として件数を示します。抽出日に続いている在位は終了済みとせず右側打切りにし、番付掲載在位と出場在位を別仕様で再計算できるようにします。
紙の位置に時間が積もる
番付を縦に並べると、同じ地位に留まることも毎場所同じではないと見えてきます。次の取組では「長くいたから安定」と決めず、その日選んだ間合いを一つ見ます。在位は肩書の長さではなく、何度も番付へ名前を刻んだ時間の層です。
現在進行中の在位区間には終了日を入れず、進行中フラグを立てます。次の番付で一行追加すれば連続数が伸びる設計です。未来の在位を先に足したり、番付発表前の予想地位を公式履歴へ混ぜたりしません。
反証と更新条件
この結論の限界は、記事に記した期間・母集団・欠測処理の内側だけで成立することです。公式記録の訂正、新しい場所の追加、除外条件の変更、再計算不一致が出た時点を更新の引き金とし、旧値、変更理由、再計算日を残します。都合のよい追加データだけで結論を強めません。 反証では掲載基準と出場基準を入れ替え、期間境界を一場所ずらして再計算します。結論が反転するなら単一の長短順位を撤回し、『定義依存』を代替結論にします。
問いと仮説を先に固定する
この調査の問いは、記事で定義した指標に差が見えるかです。「差があるはず」は仮説で、集計前の結論ではありません。結果が仮説と反対でも残し、差が小さい、欠測が多い、比較条件がそろわない場合は「結論保留」を有効な結果として扱います。
出典
- 日本相撲協会「番付表」「力士を探す」「年間日程表」(2026年9月3日確認。番付発表後に履歴追加)
確認に使った資料リンク
各リンクは記事内の対応する主張の確認に使用しました。リンク先全体を無条件に正しいとみなすものではありません。
記事確認日:
- 日本相撲協会 番付表一次資料(記事の確認日時点)
- 日本相撲協会 力士を探す一次資料(記事の確認日時点)
- 日本相撲協会 年間日程表一次資料(記事の確認日時点)