
大関へ戻るには、陥落直後の関脇の場所で10勝。安青錦関の2026年七月場所を、その10個目まで追ってみました。十一日目、豪ノ山関に勝って10勝1敗。でも星取表には、その先も続いています。最終成績は12勝3敗、幕内優勝でした。
復帰と優勝は、別々の到達点
三月は大関で7勝8敗、五月は全休。七月は関脇へ下がり、九月は再び東大関へ。大関に戻れる条件と、その場所の優勝者になる条件は違います。10勝のところで読むのをやめたら、安青錦関がその後も白星を積み、優勝したことを取りこぼします。
七月の九日目には大の里関、十日目には豊昇龍関に連勝。十三日目には霧島関にも勝っています。肩書きを取り戻した話に、横綱や大関を破った具体的な相手が入ると、「復帰」の二文字がぐっと大きくなりました。
寄り切りと寄り倒しで47%
最近6場所の表示は寄り切り38%、押し出し18%、寄り倒し9%。協会の集計は56勝です。寄り切りと寄り倒しを合わせると表示値で47%。組んで相手を外へ運ぶか、そのまま倒すかという二つの結末が、白星の大きな部分を占めています。
得意技は右四つ・寄り。「まわしを取れたか」の次に、相手と体を離さず、どこへ運んだかを見たくなる分布です。押し出しも18%あるので、組むまで何も起きない力士、という意味ではありません。
『はじめの一歩』と、ウシク選手
本人アンケートでは、好きな作品は『はじめの一歩』、応援する選手はボクシングのオレクサンドル・ウシク選手。土俵の記録を読んでいたら、ここでも格闘技につながりました。好きな音楽は河島英五。名前を覚えるためだけでなく、もう少し話を聞きたくなる回答です。
安治川部屋、ウクライナ・ヴィンニツャ出身、2004年3月23日生まれ。2023年九月に初土俵、2025年三月に新入幕。九月場所は、優勝した関脇から、再び大関としての十五日間へ進みます。
資料確認:2026年9月11日(日本時間)。決まり手の比率は、確認時の協会「過去6場所」(2025年九月〜2026年七月)の表示値です。勝ち方の構成比で、全取組に対する成功率ではありません。公式プロフィール・星取表・本人アンケート。