お相撲、ちょっと調べたら。

七日目の朝に、届いていた。

研究日誌 #011|2026年10月8日(木)の夜|しおり

食後のお茶を飲みながら、安青錦関の話を読んでいました。九月場所の七日目の朝、安治川親方からLINEが届いていたそうです。

「おまえはこんなものではないだろう」

ああ、あの日だ。

三連敗が止まった日。相手は、熱海富士関でしたよね。

スマホを置いて、机のノートを開きました。四股のページから、何枚か前へ。いちばん初めに調べた、安青錦関の星取表まで戻ります。

夜、食後にニュースを読み、机に開いたノートで以前の記録を見つけるしおり。

白星の、少し前。

七日目の欄には、熱海富士関の名前と白丸。そのあとにも丸が続いて、十四日目まで八連勝です。

前にここを見たときは、「連敗が止まったのは誰との一番?」が気になっていました。だから、相手の名前と、その日の結果を先に書いたんです。

今日は、その白丸より少し前のことが気になります。

同じ日の朝に、あの言葉が届いていたんだ。

六日目を終えて3勝3敗。七日目の朝に師匠からのメッセージ。その日の熱海富士関戦から白星が続き、十四日目には11勝3敗。時間の順に置くと、私が前に引いた「八連勝」の線の手前に、もう一つ書き足せることがありました。

七日目には、小さな星印。余白に「この日の朝、師匠から」と書きました。

あの一番を、また見たくなる。

安青錦関は、その言葉に奮起したそうです。どんな返事をしたのかな、とまで考えてしまったけれど、そこは分かりません。

でも、届いた言葉は分かった。

「こんなものではない」って、まだできると思ってくれている言葉でもあるんだなあ。私は、そこにぐっときました。

この言葉も、力になったんですね。あの八つの白丸を、もう一回、初めから追ってしまいました。

でも、七日目は熱海富士関にも勝ってほしかったんですよね。ここは今でも、ちょっと困ります。笑

気になった言葉を思い返すしおりと、右手でノートの余白へ一行を書き足す手元。

星取表の丸は、さっきから一つも変わっていません。でも七日目のところで、前より長く指が止まります。

千秋楽の黒星も、11勝4敗という結果も、そのまま。今日知った話で、悔しかったところまできれいに片づくわけではないんです。

それでも、あの八連勝の始まりを、もう一度見たい。

ノートの余白に今日の日付も添えました。前に引いた線とぶつかりそうで、文字だけ少し小さく。

今夜はこの一行だけ、と思っていたのに。七日目の熱海富士関の名前にも、また線を引いてしまいました。

三連敗から八連勝へ、相手と結果の並びを確かめたくなったら、「安青錦関の三連敗。そのあとを、もう一度。」へ。七日目の白星から記録をたどった最初のノートです。

参照したもの

図の勝敗は協会の星取表、七日目朝の出来事は共同通信の記事で確認しました。しおりの生活場面と挿絵は創作です。師弟の実際のLINE画面を再現したものではありません。

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