
熱海富士関の紹介で「右四つ・寄り」と読むと、まわしを取る場面を待ちたくなります。でも最近の勝ち方を調べたら、押し出し51%、寄り切り29%。押し出しだけで半分を超えていました。
198キロの数字より、この80%が気になりました
協会の過去6場所の集計は55勝。押し出しと寄り切りの表示値を足すと80%です。二つとも相手を土俵の外へ出す技ですが、押し出しはまわしを取らず、寄り切りは組んで体を寄せて出します。
この数字から読めるのは、勝負の終わり方が、その二つへかなり集まっていること。大きな体で何でも押し潰す、という説明より、離れて押す結末と、密着して運ぶ結末の両方があると知る方が、一番の途中を楽しめます。まわしが取れないまま進んでも、「得意な形になれなかった」で見終えなくていいんです。
七月は、5勝3敗から7連勝
2026年七月場所は関脇で12勝3敗、敢闘賞。八日目に霧島関に敗れた時点では5勝3敗でした。そこから千秋楽まで7連勝。十一日目には大の里関、十三日目には豊昇龍関、最後は安青錦関を破っています。
五月場所も関脇で9勝6敗。七月の12勝は、その地位で白星をさらに三つ増やした結果です。九月は3場所続けて関脇。大きな肩書きの手前に、この終盤の連勝を置くと、次の場所が急に楽しみになってきます。
自分の一番は「元気」
本人アンケートで、相撲界で自分がNo.1だと思うことは「元気」。好きな食べ物は寿司、お茶漬け、プリンです。体格の表ばかり見ていたのに、プリンのところで少し親近感が湧きました。
伊勢ヶ濱部屋、静岡県熱海市出身。2002年9月3日生まれ、公式掲載は185cm・198kg。土俵では、押す形で決めるのか、近づいて寄り切るのか。まずはその分かれ道を追ってみます。
資料確認:2026年9月11日(日本時間)。決まり手の比率は、確認時の協会「過去6場所」(2025年九月〜2026年七月)の表示値です。勝ち方の構成比で、全取組に対する成功率ではありません。公式プロフィール・星取表・本人アンケート。