最初は「どちらが前へ出たか」「まわしを取ったか」「最後にどう決まったか」の三つで十分です。相撲は早いので、全部を同時に見ようとしなくても大丈夫。一番ごとに、目を向ける場所を一つ決めてみます。
立合い|最初の一歩と、その次の一歩
二人がぶつかったら、どちらが相手を後ろへ動かしたかを見ます。続けて前へ進んだのか、相手が横へ動いて向きが変わったのか。大きな音や勢いだけで判断せず、ぶつかった直後の足まで追うと、攻めの続きが分かります。
押し相撲|手に続いて、足も進んでいる?
胸や脇の下を手で押し合っているときは、足元を見てみてください。手を出すたびに前へ詰めているのか、それとも相手との距離が開いたのか。押していた力士が下がり始めたら、そこが流れの変わり目かもしれません。
四つ相撲|まわしを取る前から見る
二人が密着したら、どちらの腕が相手の内側に入ったか、どちらの手がまわしに届いたかを見ます。組み合って動きが止まったように見えても、手を入れ替えたり、取ったまわしを切ろうとしたりする攻防があります。
最初は右四つ・左四つという名前より、「右手が先に入った」「外側の手が届いた」と見えたことを一つ覚えれば十分です。翌日も同じ形を作ろうとしているか、追いたくなります。
土俵際|追い込んだあとも、二人の足を見る
俵まで下がった力士が残す、回る、投げる。土俵際ではそれまでの攻防が一気に変わることがあります。相手を追い詰めた側も、自分の足が先に外へ出る「勇み足」で負ける場合があります。押されている側だけでなく、攻めている側の足も最後まで見てみます。
終わったら、見えたことを一行だけ
「先に押したけれど、最後は相手に組まれた」「まわしを取ってから前へ出た」。技名がまだ分からなくても、流れを一つ言葉にできれば観戦メモになります。そのあとで発表される決まり手を聞くと、見た動きと名前がつながります。
次の一番では同じ場所を見る。気になる力士ができたら、次の日も見る。「またあの形になった」と気づくところから、相撲が少しずつ面白くなってきます。
押し出し・寄り切り・上手投げを見分ける / 次に見る一人を探す
公式情報・参考
技の定義をもとに、初心者が目を向ける順番を当サイトで整理しました。